職業訓練の斡旋
ハローワークでは職業訓練の斡旋も行っています。今までの経験を生かして再就職をするのもいいですが、心機一転新しいスキルを身につけて再就職を目指すのも可能というわけです。
これは、ハローワークが専門学校や都道府県立の職業能力開発校、障害者の職業能力開発校に職業訓練の委託するもので、職業能力を一定レベルまで習得してから就職を促進させる狙いとなっています。
原則として訓練施設での受講料は国が負担するので無料ですが、テキスト代などの実費は受講生が負担することが多くなっています。もし雇用保険の受給中でしたら、ハローワークの受講指示で職業訓練を受講すると、受給日数の延長や交通費、日当の支給もあります。
職業訓練の期間は、職種によっていろいろですが、短いもので数日間、長いものだと2年間というのもあります。短期間の訓練のうち応用短期課程は企業人スクールとも呼ばれていますが、職業能力開発大学校、職業能力開発総合大学校東京校で実施され、専門短期課程は能力開発セミナーとも呼ばれ、職業能力開発大学校、職業能力開発総合大学校東京校に加え、職業能力開発短期大学校、職業能力開発促進センター、障害者職業能力開発校で実施されます。
ただし、この職業訓練は、前提としては職業に就くための訓練ですから重度の障害などでどんな職業にも就き得ない人には斡旋されません。そのため障害者訓練についてはしばしば問題となることもあるのです。